21世紀を代表するノリノリ作編曲家 ゴードン・グッドウィンさん - Gordon Goodwin

Image edit: D. Yamazaki
この記事を書いた人:山崎 代三 (輸入楽譜専門店アムレス 店長)


ゴードン・グッドウィンさんて どんな人

ゴードン・グッドウィンさんの2000年以降の経歴を見ると、グッドウィンさんは目が潰れてしまいそうなほど華々しく活躍している方です。

コロナ禍前までは、ビッグ・ファット・バンド(Big Phat Band)のメンバーとともに数回来日して Blue Note TOKYO さんなどでコンサートが開かれていました。

ちょっと長くなるのですが、Wikipedia、KOBEjazz.jp、All About Jazz から経歴に関する部分を引用しますね。

Wikipedia からの引用(Deeplによる翻訳)

ゴードン・L・グッドウィン(1954年生まれ)は、アメリカのピアニスト、サックス奏者、作曲家、編曲家、指揮者である。ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンドのリーダーである。グラミー賞4回、デイタイム・エミー賞3回を受賞し、作曲と編曲でグラミー賞に20回以上ノミネートされている。

KOBEjazz.jp からの引用

1955年カンザス州ウィタチ生まれ。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校で音楽教育を受ける。卒業後Louie Bellson’s Bigband 、Les Hooper 、Grant Geissmanのもとでプレイ。2000年に”Big Phat Bandを結成。これまでにエミー賞3回受賞、グラミー賞は9回ノミネート&2度の受賞、作編曲、ピアニスト、サックス奏者、コンダクターと全米屈指のマルチ・アーティストとして活躍中。

All About Jazz - news からの引用(Deeplによる翻訳)

カンザス州ウィチタに生まれ、4歳のときに両親が南カリフォルニアに移り住んだ。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校で正式な音楽教育を受けた後、ゴードンはディズニーランドのバンドで働き始めた。数年後、彼は過去と現在のMouseketeers(Britney SpearsやChristina Aguileraなど)をフィーチャーしたミュージカルの仕事を依頼されました。彼の音楽を聴いた巨匠ドラマー兼バンドリーダーのルイ・ベルソンは、グッドウィンを自分のバンドに勧誘しました。その結果、ギル・スコット・ヘロン、メル・トーメ、レイ・チャールズ、伝説のボーカリスト、ジョニー・マティスらとスタジオワークを行うようになりました。

1999年、Gordonは母校であるCal State at Northridgeでの1回の公演のためにBig Phat Bandを結成しました。それ以来、Big Phat Bandは10枚のアルバムをレコーディングし、その過程でグラミー賞に22回ノミネートされた。グッドウィンは、映画「The Incredibles」の「Incredits」でグラミー賞の「Best Instrumental Arrangement」を受賞し、スティーブン・スピルバーグ制作の番組「Animaniacs」と「Pinky and the Brain」の仕事でエミー賞3つを受賞しています。彼の作品は、ナショナル・トレジャー、スター・トレック:ネメシス、スネークス・オン・ア・プレーン、ゲット・スマート、タイタンを忘れない、魔法使いの弟子、マジェスティック(ジム・キャリー主演)、ライオンキング、ラタトゥイユなど、ポップカルチャー全般にわたる80以上の映画・テレビ作品に使用され、脚光を浴びてきた。

 

ビッグバンド譜面の代表作

グッドウィンさんは多作な方ですが、絞りに絞って3タイトル、ご紹介させていただきます。

GAME OF INCHES, A ゲーム・オブ・インチズ [SHTB-37062]

アップテンポ気味のコンテンポラリー・ラテン。ブレッカー・ブラザーズのナンバーに入っていてもおかしくない曲調です。オリジナル・レコーディングでは、マイケル・ブレッカーさんをフィーチャーしていましたね。

HIT THE GROUND RUNNING ヒット・ザ・グラウンド・ランニング [SHTB-52574]

キメの多いロックチューン。コンサートのオープニング向けとも言われています。

BACKROW POLITICS バックロウ・ポリティクス [SHTB-38943]

楽しいトランペット・セクション・フィーチャーの定番曲。

(ひと昔前とはガラッとタイトルが変わっていますね。 Jazz Police SHTB-31862Sing Sang Sung SHTB-27955 は勢いが落ちてきました。)

 

アルバムは何を聴けば良い?

ビッグ・ファット・バンド名義のアルバム Albums by Gordon Goodwin’s Big Phat Band

(リンク先はアムレスの商品ページ)

まったくグッドウィンさん=ビッグ・ファット・バンドの曲を知らない人は、この中から何を聴いたら良いのでしょう?

アムレスの一番のオススメ

アムレスが一番にオススメするアルバムは、 “Swingin’ For The Fences”(スウィンギン・フォー・ザ・フェンセス) です。

“Swingin’ For The Fences”(スウィンギン・フォー・ザ・フェンセス) は収録楽曲のビッグバンド譜面が出版されていますし、ビッグ・ファット・バンドのデビュー作でもありますので、グッドウィンさん=ビッグ・ファット・バンドの魅力を知るにはうってつけです。

Spotifyを調べると、“Swingin’ For The Fences”(スウィンギン・フォー・ザ・フェンセス) はグッドウィンさん=ビッグ・ファット・バンドの作品の中で一番人気のアルバムでもあります。

もしグッドウィンさんご本人に「たくさんあるアルバムの中で何を聴いたらいいか」と聞いたら、たぶん「最新作の“The Reset”」とお答えになるでしょうけど……。

 

ストリーミング・サービス

ご参考までにグッドウィンさん=ビッグ・ファット・バンドの作品を聴けるストリーミング・サービスをまとめてみました。

 

隠れたアルバム

あまり表には出てきませんが、グッドウィンさんが個人名義で1989年にリリースした “Close To The Edge” というビッグバンド・アルバム(廃盤)があったそうです。

このアルバムに収録されている曲の中でも、“Mama Llama Samba”(ママ・ラマ・サンバ)SHTB-28135“The Check’s in the Mail”(チェックス・イン・ザ・メイル)SHTB-71094 というビッグバンド譜面は 30年以上経過した今でも売れています!

ということで、このアルバム “Close To The Edge” は私、山崎が最も聴きたいアルバムです。

 

商品紹介

ゴードン・グッドウィンさんに関連する商品は沢山あります。ぜひ、こちらからご覧ください。


更新履歴

  • 2022年10月15日:メールニュース配信
  • 2022年11月11日:ブログ記事公開
Artist who's whoゴードン・グッドウィンビッグバンド譜面

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