スウィングとは Swing music - The Word

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ジャズとは切っても切れないキーワード、スウィング(Swing)って何でしょう? 野球のバットを振ることもゴルフのクラブを振ることもスイングと言いますね。 遊具のブランコを英語では Swing と言います。

運動やブランコから推測すると、スウィングとは、ある物が固定点を中心に大きく動くことのようです。

で、音楽でスウィングと言った場合、何が揺れるのかと言いますと、人の身体です。スウィング・ジャズまたはスウィング音楽は、身体を揺り動かしたくなるようなウキウキした感じのジャズ音楽を指します。

奏法としてのスウィング

「チー チッキ チー チッキ チー チッキ チー チッキ♪」

今でも Swing = 8分音符の連符1拍 = 1拍3連の(4分音符 + 8分音符) みたいな表記をしてある楽譜があるかも知れません。(記譜を言葉で伝えるのは難しい!) 私も学生時代は吹奏楽部に所属していましたので、そんな楽譜を何度か見た覚えがあります。

3連を基調にしているシャッフルだったらこの表記はアリかも知れません。 ですけど、スウィングスタイルの場合その表記は誤解を招いてしまうと思っています。

先の8分音符の長さと後ろの8分音符の位置は曲のテンポなどによって異なってきます。

ではどう演奏すれば良いのか……

具体的な奏法や練習方法についてはたぶん音大の先生などが詳しいのでしょうけど、演奏方法については、グレン・ミラー楽団やカウント・ベイシー楽団など先人たちの演奏から学ぶことがよろしいかと思います。

ここからは、関連するリズム(スタイル)を見てみましょう。

イーブン

「タカ タカ タカ タカ タカ タカ タカ タカ♪」

スウィングに対して”Even”(イーブン)という表記もあります。 “Even”には『平ら』、『等価』などの意味があります。 奏法としては、先の8分音符と後ろの8分音符を同じ長さで演奏するということです。

スウィングスタイルの曲を演奏することが多い、というか、なんでもスウィングスタイルで演奏してしまうジャズやビッグバンドの楽譜に見られる表記です。 楽譜の冒頭に “Even”と書かれていた場合、その曲はスウィングスタイルで演奏しないという意味です。

シャッフル

「ダッダ ダッダ ダッダ ダッダ ダダダ ダダダ ダダダ ダダダ♪」

1拍3連を基本としたリズムで拍の頭の8分音符と3番目の8分音符を発音し2番目の8分音符を発音しないで演奏されることが多いです。(記譜を言葉で伝えるのは……以下略)

ロック寄りのビートを強調したスタイルです。

ピョンコ節(スキップ)

「タッカ タッカ タッカ タッカ タッカ タッカ タッカ タッカ♪」

ピョンコ節は、『兎のダンス』、『あめふり』、『佐渡おけさ』などなど日本の童謡・唱歌・民謡に多く見られます。音符の長さの割り振りという点だけに着目すると『シャッフル』や『スウィング』に近いものがあります。

『阿波おどり』など盆踊りで演奏される音楽にもたくさん該当するものがありますし、保育園や幼稚園など、幼児向けには『スキップ』のリズムとして体感的に教えられています。

日本の人々に自然に受け入れられているリズムと言って良いでしょう。

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参考資料

The word

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