ラッシュライフ・ミュージック Lush Life Music - Publisher who's who

ラッシュライフ・ミュージック Lush Life Music

Publisher who's who

今回はスウィングバンドの御用達、A4サイズ水色の表紙でお馴染みのラッシュライフ・ミュージックをご紹介いたします。

概要

ラッシュライフミュージック社(Lish Life Music, 以降ラッシュライフ社)は、ビッグバンド譜面専門の出版社としてマイルス・コリンズ(Myles Collins)さんを中心に英国で設立され 2000年後半ごろに事業を開始しました。(アムレスでの取り扱いは 2005年からです。)

現在は、主にコリンズさんの移住先であるオーストラリアで版下作成が行われ、物流のオペレーションは英国のスタジオ・ミュージック社(Studio Music)に移管されて行われています。楽譜の印刷製造は英国内で行われているものと思われます。

特徴

曲目的にはビッグバンド黄金期とも言われる 1930年代から1950年代のビッグバンド曲の採譜譜面がメインです。ただし、現代のビッグバンドに合わせて楽器編成が調整されています。特に断りの無い場合を除き、5 sax, 4 trumpet, 4 trombone, guitar, piano, bass, drums の編成です。

主なアーティスト

リンク先はアーティスト毎の商品一覧です。

ビッグバンド譜面(インストゥルメンタル)

ボーカルビッグバンド譜面

他にもたくさんのアーティストの作品を出版しています。

思い出というか

私が Lush Life Music社の活動を認識した当初は、なんとなく「ロンドン・オーケストレーションズ社(London Orchestrations 英国の出版社)とかぶっているタイトルが多いなぁ」と思っていました。正直に言えば「やっていけるんかな?」という心配もしていましたが、あれよあれよという間にタイトル数を700まで増やしました。

さて、今まで創設者であるコリンズさんとの直接的なやりとりはほとんどありませんので思い出らしきものもありません。

乱調や落丁などの品質的なトラブルもほとんどありません。ほぼ完璧です。

 

ただ、一つだけ気になることがあります。

 

それは……

採譜の質です。

アムレスのお客さまから指摘があったわけではないのですが、過去数回、SNSサイトなどで『採譜が正確さに欠ける楽譜がある』との書き込みが目に留まりました。

楽器の編成を現代のものに合わせていることも関係しているのかも知れません。

噂のレベルなのですが、ここら辺は私の心の中でちょっとだけモヤモヤとしています。

記事作成:アムレス 店長 山崎 代三


(この記事は過去発行のメールニュースの記事に修正を加えたものです。)

Publisher who's whoビッグバンド譜面

コメントを残す