デューク・エリントンさんの人気タイトルは？

Bebo2good1, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

今回は、ビッグバンドの大御所といいますか神様のような存在である、デューク・エリントンさんの関連楽曲で人気のあるタイトルを探ってみます。

デューク・エリントンさんとは

ジャズ音楽の黎明期からビッグバンド（ジャズ・オーケストラ）に取り組み、その音楽の発展と流布に貢献した方です。 エリントンさんの楽団のレパートリーで一番の代表曲は、A列車で行こう(Take the "A" Train)で、その他にも キャラバン(Caravan) などジャズ・スタンダードやビッグバンド・スタンダードとなった多数の楽曲があります。

エリントンさんご自身やエリントンさんの楽団について、詳しくは、下記の外部ウェブサイトをご参照ください。勉強になりますよ！

• 【紹介・解説】デューク・エリントンってどんな人？おすすめのアルバムや名曲も紹介
• デューク・エリントンの世界 　（The World of Duke Ellington）

デューク・エリントンさんの魅力

エリントンさんのサウンドには当時から常識に収まらない斬新さがあったそうです。（コンディミがどうとかこうとか……よう知らんけど）

武満徹さん（クラシック音楽の作曲家）が米国へ音楽留学をする際には、実現こそしませんでしたがエリントンさんへの師事を希望されたそうです。

実を言うと私自身、エリントンさんの音楽には疎いのですが、いろいろ調べ始めてみると、エリントンさんの音楽はとても魅力的です。作品数が多いのでどんな切り口から聴けば良いのか悩んでます。

デューク・エリントンさんの人気タイトルリスト

いわゆる有名曲ばかりですが、いくつもの曲がビッグバンド譜面で出版されています。 長いリストですけど、気になった曲がありましたらぜひリンク先のビッグバンド譜面をご覧ください。 （キャラバンとA列車で行こう以外の曲のリンク先には該当しない商品が含まれることがあります。）

• キャラバン(Caravan)
• Cジャム・ブルース(C-Jam Blues)
• コットン・テール(Cotton Tail)
• ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー(Do Nothin' Till You Hear From Me)
• ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニーモア(Don't Get Around Much Anymore)
• イン・ナ・メロー・トーン(In a Mellow Tone)
• イスファハン(Isfahan)
• イン・ア・センチメンタル・ムード(In a Sentimental Mood)
• スイングしなけりゃ意味ないね(It Don’t Mean a Thing If It Ain't Got That Swing)
• ザ・ムーチ(Mooch, The)
• ムード・インディゴ(Mood Indigo)
• パーディド(Perdido)
• プレリュード・トゥ・ア・キス(Prelude To a Kiss)
• ロッキン・イン・リズム(Rockin' In Rhythm)
• サテン・ドール(Satin Doll)
• ソフィスティケイテッド・レディ(Sophisticated Lady)
• A列車で行こう(Take the A Train)
• 昔は良かったね(Things Ain't What They Used To Be)

トリビュート曲

楽団のリーダーでもあり、作編曲家であったデューク・エリントンさんへのトリビュート曲を集めてみました。 気になった曲がありましたらぜひリンク先のビッグバンド譜面をご覧ください。（リンク先には該当しない商品が含まれることがあります。）

• デューク(Duke, The)
  デイブ・ブルーベック(Dave Brubeck)さん作曲。ギル・エバンス(Gil Evans)さんの編曲で有名な作品です。

• デューク・エリントンズ・サウンド・オブ・ラブ(Duke Ellington's Sound Of Love)
  チャールズ・ミンガスさん作曲。ミンガス・ビッグバンドでも演奏されています。

• サー・デューク(Sir, Duke)
  スティービーワンダーさん作曲の大ヒット作。ブラスセクションのフィーチャーがとても良い感じです。

おまけ

最後に、私の心の奥底に引っかかっているエリントンさんの曲のビッグバンド譜面をご紹介しますね。

• EAST ST. LOUIS TOODLE-OO イースト・セントルイス・トゥードゥルー [SHTB-113920]
  ロック・バンド『スティーリー・ダン(Steeley Dan』の『プレッツェル・ロジック(Pretzel Logic)』でカバーされた曲です。今の日本ではまず実演されないかも。

• SUGAR RUM CHERRY ( FROM "THE NUTCRACKER SUITE" ) シュガー・ラム・チェリー （くるみ割り人形組曲 より） [SHTB-49650]
  クリスマスにピッタリ！チャイコフスキーさん作曲のバレエ音楽『くるみ割り人形』から『金平糖の精の踊り』です。

アムレス店長 山崎 代三

更新履歴

• 2022年7月16日：メールニュース配信
• 2022年7月29日：ブログ公開