今回は近況報告です。
アムレスでは、商品カタログの画像を高解像度のものに入れ替える作業を進めています。在庫品については6月中に対応完了予定です。
「だからどうなんだ」というような事をダラダラと書いていますので興味がございましたらご一読ください。
毎週木曜日はシステム開発デイ?
昨年10月から『システム開発デイ』を設定して、毎週木曜日は通販事業をお休みしてシステム開発に集中するようにしています。
最近は、通常営業日と同様にお客さまへの対応を行い、余った時間をシステム開発に当てています。
前回の近況報告は『オンラインショップの商品説明文を日本語化中』でしたが、実はほぼ同時期にこのようなことも行っていました。
なお、お客さまからのお電話やチャットやメールにはなる早で応対させていただいています。ご安心ください。
商品画像の低解像度化
アムレスで取り扱っている商品タイトル数は 70000万点を超えており、ウェブサイトではその9割程度のタイトルに商品画像を掲載しています。
10年前までは、商品画像の画素数は『幅 150ピクセル 高さ 150ピクセル』を社内の標準としていました。
それより解像度の高い画像、つまり画素数の多い画像は、わざわざ『幅 150ピクセル 高さ 150ピクセル』に近い画素数に落としていました。
例えば、デジカメでの商品撮影もたくさんしたのですが、デジカメで作られる正方形画像の最低画素数は、『幅 3168ピクセル 高さ 3168ピクセル』でしたので、かなり画質を悪くウェブサイトに表示していたのです。
この低解像度化は、ファイルサイズの削減や画像表示速度の向上といった多大なメリットがありました。
ハイレゾ化
ハイレゾ化(高解像度化)のきっかけはSNSのフォロワーさんからの一言でした。
2年前の2020年6月にウェブサイトのショッピングカートシステムを変更したことでスマートフォンでのブラウジングにも標準対応できるようになり、またそれから数カ月遅れて入荷商品や在庫商品のSNSでの告知を始めました。
しばらくしたある日、たしか2020年の暮ごろだったかと思います、Facebookページの投稿に「画像が汚くて不快だ」というご意見をいただきました。
Facebookページや Twitterは、画素数の低い画像をわざわざ拡大して表示してくれます。 そうなると確かに『汚く』見えます。
そこで私は、時代が『低解像度では許されない時代』に変わったことを確信したのでした。
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2021年1月から、出版社に高解像度の商品画像の提供を依頼したり、以前撮影した写真のオリジナルファイルを探したり、スキャナで商品画像を準備したりして、少しずつ高解像度の商品画像を用意し既存の低解像度の画像から置き換えてきました。
1年半もかかってしまいましたが、最低限の目標としていた『在庫の商品画像のハイレゾ化』が6月中に対応完了する目処が立ちました。
作業自体はまだ残っていますが、とりあえずほっと一息といったところです。
余談
高解像度にして何が良いかといえば、目立つデザインのものは『良く目立つ』ということです。(販売の対象は中の楽譜なんですけど…… 文庫本と同じですね。)
その点で優れていると思う出版社は、バーンハウス社(C.L.Barnhouse)です。 意外な気もするのですが、バーンハウス社のビッグバンド譜面の表紙には目立つ工夫が施されています。
更新履歴
- 2022年5月27日:メールニュース配信
- 2022年6月6日:ブログ公開